新型コロナウィルスの対応について
3月2日現在、大阪市の認可外保育施設の方針に準拠する形での開園となりますが、以下の場合登園をお断りさせて頂いておりますので、よろしくお願いします。
○ 登園前に体温計測を実施 発熱(37.5 度以上)や呼吸器症状がある
〇 24 時間以内に 37.5 度以上の発熱があった場合
また日々の健康観察についても保護者の皆様には充分 にご配慮いただきますようよろしくお願い申し上げます。
自由と規律について
多くの保護者の皆さまからモンテッソーリ教育における「自由」についてのご質問を受けます。
園舎では「自由」という名の「放任」では全くないということ。をお伝えしております。
今日は子どもとのやり取りの中のこんな1例を紹介したいと思います。
登園してきた園児はトイレを済ませ、手を洗います。しかしながら3歳児の園児は他の友だちのおしごとや他の園児のお迎えに気をとらえて、身支度が全くできていません。しかし園舎ではお手伝いが必要であれば手助けするものの、「早くしなさい!」ということはありません。
私は「〇〇くん、上着がまだ掛かってないよ。」「○○君、園に来て大分時間が経つようだよ。」と声を掛けました。
私も見届けていたのですが、私自身の仕事もあったので、
「〇〇くん。できたら園長先生に教えに来てね。」と伝えて職員室に戻りました。
すると数分後、
○○君「園長先生、身支度できたよ。」
私「自分でできたんだね。今日は時間が大分かかったようだけど、どう?」
○○君「いろんなことをしてしまって、遅くなってしまったんだよ。」
私「うん。見てたよ。○○君、時間が無くなってしまったらどうなると思う?」
○○君「おしごとが出来なくなっちゃう。」
私「そうか。そうだね。じゃあ、次からどうしようか。」
○○君「次からは早く身支度して、たくさんおしごとしたいと思う。」
私はとても感心しながら、この園児と会話をしていました。3歳児でも原因と結果を理解し、自分の言語で発することが出来るのだと。
この男の子には「身支度を素早くする」ことについては、自分自身の「課題」であるということに気づいてくれればと願っております。
このように、自分の身支度を終えないことには決して「おしごと」をすることはできません。もし時間内で何もできなくてもそれは本人の決めたことになる、という「責任」を園舎では感じて欲しいと思います。決して教師である大人への恐怖心や畏怖感ではなく、自身で「ルール」を理解していくようになって欲しいと願います。
そして、私が「教育」について大切にしていることは、「子ども理解」です。
「子ども理解」のスタートはお互いの年齢などを超えた「人」としての「尊厳」を大切にして、子どもと接することだと考えます。
子どもをひとりの「人」として尊厳を認めて接し、こちらの尊厳も尊重してもらう。私たち大人は、ただ少し先に生きているだけというように解釈する。
私自身も今日のような出来事による子どもからの学びを大切にし、子ども達には自分自身の中にいる「教師」の声に、心の耳を傾けてもらえればと思います。
1ヵ月無料体験入園開催!!
この春、おかげさまで高津学院幼稚舎も開園1周年を迎えることとなりました。
この3月に1周年記念といたしまして無料体験入園イベントを開催させて頂くこととなりました。
対象年齢:2歳6ヵ月~就学前までのお子様
日程:3~5日/週×4週間
価格:保育料完全無料!
(給食費600円は登園日数分頂戴いたします)
定員:各日5名
募集期間:2020年2月3日(月)~2月21日(金)
実施期間:2020年3月2日(月)~3月27日(金)
※送迎はございません。送迎は保護者の皆様にてお願いいたします。
※体験入園での加入保険はございませんので予めご了承下さい。
(募集人数に超える応募があった際、抽選となる場合がございます。)
もしよろしければ、皆様是非この機会にモンテッソーリ教育をお子さまにご体験される機会となれば幸いでございます。
どうか、お気軽にお問い合わせください。
お申込みは以下のフォーム、もしくはお電話(06-7708-2865)にてお受付しております。
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学び
1月11日(土)ATCエイジレスセンターにて行われたモンテッソーリ教育の講演会に参加してきました。
主題は、「Adaptation 子どもたちへの文化の継承と、変化し続ける社会での適応力」でした。
その講演会の中で、講師の小川直子さんは、子どもは強く環境の影響を受けること、生活のすべてを「吸収している」ということを前提に、価値観は後付けされにくいということを述べておられました。
私たちは気づかぬうちに育ってきた環境の中での価値観をそれぞれが持つようになります。
こう考えていくと、「違い」が出てくるのは当然のことで、この違いを優劣や良し悪しの判断とするところから「争い」が始まるのではないかと考えました。
また、我々大人の「生き方」そのものが子どもたちへの文化の継承になるのだと感じました。
平和は「考え方」だけでなく、それ自体を「経験する」ことによって達成できる。という。
小さな園の中で子どもたちが平和な大人の関係を見つめそれを経験し、自分たちもお互いの「違い」を認められるような空間になってほしいと思いました。
その為には我々大人が少し先を生きる者として、素敵な日々を過ごすことが大切であるということを学ぶことができた研修会でした。
大晦日
12月31日、静かな園舎の中今年の1年間を振り返ります。
2019年4月の開園後、これまで体験レッスンなどで、たくさん子どもたち、保護者の方々、そしてイベントなどによる多くの地域の皆さまや保育士の先生とお会いし、お話することが出来ました。
その中で、毎日本当に多くのことを学ばせて頂きました。
やはり一番教えてくれたの子ども達です。開園間もない1年目、何の実績もない園舎に体験にお越しいただき、子どもの笑顔を信じてご入園いただいた保護者の皆さま。
その子どもたちは我々の心配をすぐに消し去り、自由に活動し、様々なおしごとに触れ、思い思いの時間を過ごしていってくれました。
「大丈夫だよ。」そう言わんばかりにたくさんの成長と笑顔を我々に見せてくれました。
2020年、高津学院幼稚舎は「進化する」園として挑戦を続けます。
働き方改革によるフレックスタイムの導入。新料金システムの構築。
子どもたちが何を求めるのか。どういう時間を大切にしていくのか。また、園舎を決定する保護者の皆さまの今の願いとは何なのか。
我々の「子どもの自立と自律」を願う理念をしっかりと持ち続けて、園者のビジョンでもあります、子どもたち、保護者の皆様、そして職員みんなが笑顔になれる空間をデザインして参りたいと思います。
そのために、たくさんの経験、研修と修養に励み、大人が楽しんで学ぶこと、日々の生活に感謝することを忘れずに精一杯努力を続けてまいります。
今年1年、誠にありがとうございました。
来年も何卒よろしくお願い申し上げます。
高津学院幼稚舎 園舎代表 板倉健介
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