嬉しい言葉
夏休みも終わり、秋がそこまで来ている中、子ども達はいつも通り元気に園舎で過ごしています。
近頃は年齢の幅も増え、2歳児から5歳児が毎日一緒に活動しています。
保護者の方から休み中の近況についてとても嬉しい言葉をメールで頂戴しました。
『異年齢の子たちと自然体で過ごしている姿に感動しています。入園するまではたくさんの子が遊ぶような環境の中でも娘は私から離れない子で、友達ができるのか心配していたくらいです。
最近そんな心配事はもうすっかり忘れてしまっていますが。
夏休み中も、家でタオルの洗濯を自然と始めたり、私が力尽きてうたた寝しているような横で自分で絵具や紙を用意して製作を始めていて驚きました。パレットはどこかと聞かれて、「パレットないわぁ。」と夢うつつに答えたのですが、あとで見てみると厚めの画用紙をパレットにして色をつくっていたことにも感動しました。』
このような小さな出来事が本当の意味で子どもの「自立」に向かっている一例だと考えます。
モンテッソーリ教育は「知育」や「早期教育」では決してなく、生活、平和教育なのだと考えています。
確かに、教具やおしごとは特徴的で科学的根拠があり、子どもの為に作られたものですからそちらに注目されがちですが、人生の基盤をつくる幼児期にそれらの奥にある本当の意味での「自立」に向かう子どもに寄り添っていければと思います。