縦割りでの活動
トレーシングペーパーを使い、図鑑を写して描くことが好きな子がいます。
プレさん、年少さんは輪郭を写して描き、色を着色します。とにかく「描きたい」が最優先です。周りを切り抜き、ごっこ遊びをしています。
年中さんは細かいところまで線を移し、丁寧に描きます。
年長さんは、正確に写し、着色は図鑑の色に近づけようと何色か塗り重ねています。その後、図鑑を見ながら名前を書いています。
同じ活動ですが、年齢によって様々です。
ここでも、縦割りの良さが見られます。
お兄さん、お姉さんの活動を見て、「あんな風に描きたい。」と思っています。
横割りでは、そんな気持ちは見られないでしょう。
では、年長さんはお手本が近くにいません。
成長が見えないでしょうか?
そうではありません。今までの経験から、自分で新しいことを考える力を培っています。
高津学院幼稚舎では2025年度プレさん(2022年4月1日から2023年3月31日生まれのお子様)のご入園の募集を開始しております。
今年度は前後期制となっており前期(4、5、6、7、8、9月)後期(10、11、12、1、2、3)各月に1,2名の枠となっております。
各月枠が決まり次第締め切りとなります。定員は今年度も毎年同様、8〜10名の枠となっております。(4月現在4名のお申込みが決定しております。)
毎年度なるべく早くご体験いただくことをおすすめしております。
無料体験は2歳6ヶ月にお子様がなられてからお受付できます。
お子様の幼児期を大切に、モンテッソーリ教育を本格実施園に少しでも興味のある保護者様は是非1度体験もしくは見学、個別説明会に以下のフォームよりお申込みください。
※見学や個別説明会についてはお子様のご年齢は問いません。お子様がお生まれになられたすぐやご夫婦のみのかたも多数おられます!
お申し込みお待ちしております。
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卒園
年長の子どもたちがたくましく成長した姿を見せ、小学校の課程に巣立って行きました。
幼かったあの小さな子どもたちは今、年下の皆に優しく、信頼され、教師も驚くほどに見せる器用さ、勤勉さ、そして探究心。
卒園前の日々、子どもたちは「卒園したくない」「ずっと幼稚園にいたい」ということも言っておりましが、「でも、小学校も楽しみ」「勉強するのも楽しそう」「新しい友だちとも遊びたい」と、頼もしい言葉も残しておりました。
どうか、彼らの今後の人生が主体的で平和的で困難を乗り越えることを楽しめる人生であってほしいと願います。
未来に恐れず、過去を振り返らず「今、ここ」を大切にしながら。
卒園おめでとう。
共同体感覚
先日、高津学院幼稚舎の保護者の皆様に向けて次年度の方針をお伝えするお話し会を行いました。
事務連絡も含め、あらためてモンテッソーリ教育の考え方や高津の子どもらの日常についてお話しさせていただいたのですが、皆様私の拙い話も最後まで聞いてくださり、本当に話しやすかったのを覚えています。
園舎の保護者の皆様の期待に添えられるようにできることはシンプルで、高津が常にモンテッソーリ教育本格実施園として、子どもたちのために「観察」と「環境を整える」大切さを忘れず研鑽を続け、スタッフ全員で、いや保護者の皆様も含めた皆で「協働」を推し進めることに尽きるのだと、身の引き締まる思いとなりました。
2025年度もさらに質を向上させていくべく、自分ができることを常に考え、試行錯誤しながらも子どもたちの小さな平和を守ることを信念に、走り続けていきたいとそう思える良い時間となりました。
再会
開園当初からお世話になっている制服屋さんの元社長さんに、上靴を買いに行った際、偶然お店におられ再会することができました。
その社長さんは私が全く何もない園舎の時から、社長自らが親身になってお話を聞いてくださり、快く取引にも応じて下さいました。
開園まもなく全く園児のいない厳しい園舎の状況の中でも「板倉さん、君はその辺の大きな園の雇われ園長とはわけが違うんやろ!」と叱咤激励して下さいました。
その言葉をいつも胸に、本物の幼児教育施設を目指し5年間走り抜いてまいりました。久しぶりにお会いし現在の園舎の様子をお伝えすると大変喜んでくださり、
「ええ顔になってきたなあ」と、とても嬉しいお言葉を頂戴しました。
このように開園当初からお付き合いの業者の方やそして関係者の方々に支えられて今がある。ということを忘れてはならないと、さらに身の引き締まる思いで会社を後にしました。
心ある言葉に支えられ、自分自身もそのようなバトンを繋いでいきたいとさらに力がある溢れてくる再会となり大変嬉しい時間となりました。
図鑑
年長さんが、虫の図鑑を見ながら、
「園長先生、この蚊めっちゃ怖いわー。」とお話をしにきてくれました。
私が「本当だね。でもこの蚊は夏に大阪でも見られるよ。」と会話していたところ、他の年長さんが「何で注射は刺されると痛いのに、蚊は刺されても痛くないんやろう?」と問いました。(私の中ではその後針の細さの話に展開されるのかなと思っておりました。)
すると年長さんは、
「刺されている事に気づかないからちゃう?注射は今から刺すよ。ってなるから!」と意識の方の切り口のお話でした。
確かに。
このように、いつも子どもらの自由な発想と考えに新たに気付かされ、会話の楽しさを見つけられる毎日です。
お話会
先週の金曜日には、恒例の園舎お話会を開催しました。
モンテッソーリ教師より子ども達の普段の様子から各年齢での成長、そして縦割りでの子ども達の関わりをお伝えしました。
園長からは「本当の学力とは?モンテッソーリチャイルドのその後」という題目でお話させていただきました。
学力の捉え方からモンテッソーリ教育における逸脱と正常化、そしてモンテッソーリチャイルドのその後を中心にお話をさせていただきました。
20名以上の殆どの保護者の方々にご参加いただき、最後は子ども達を信じて待つことが何より大切だといことを共に確認でき、大変有意義な会となりました。
今後もお話会を通して、園舎と保護者の皆様を繋ぎ、モンテッソーリ教育についての考え方を共有し、共に考え、皆が笑顔になれる会を計画していきたいと思います。
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