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コラム - 高津学院幼稚舎-大阪市天王寺区にある幼稚舎

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コラム

再会

カテゴリ: ブログ 作成日:2020年11月05日(木)

先週末、小学校教員時代に初めて担任を持たせて貰った子ども達と数年ぶりに再会しました。

20歳を超えた彼らと酒盃を酌み交わし、立派に成長した姿が嬉しく、そして頼もしくも思いました。

小学校時代の面影を見せる彼らと思い出話に花を咲かせていると、あっと言う間に時間は過ぎました。

またの再会を約束し、とても素敵なひと時となりました。

教員時代1年目は本当に、ただがむしゃらに子ども達と正面から向き合った記憶だけがあります。

授業力、学級経営力等は当然皆無でした。しかし、必死に勉強をしました。そこで人生の中で一番勉強した大学院で学んだことや、指導教授の先生から叩き込まれた研究の底力が活きました。

多くの経験を積んだ今、あの当時の子ども達には、ひどい授業をしていたと謝りたくもなります。

しかし、彼らは「小5が1番楽しかったで!先生!!」と屈託のない笑顔で応えてくれました。その言葉が本当に嬉しく、そして報われた思えることができました。

これからも私は挑戦を続けようと考えます。

これまで、担任させてもらった子ども達に胸を張れるように、研鑽と努力を続けていこうと決意を新たにできた、本当に素敵な1日でした。

小さな入園式

カテゴリ: ブログ 作成日:2020年10月31日(土)

10月23日金曜日は忘れられない1日となりました。

これまで新型コロナの影響等で開式を見合わせておりました、第1回高津学院幼稚園の入園式をこの日無事行うことができました。

2019年の開園以来、本当にゼロからのスタートでした。

あれから、たくさんの時間とたくさんの思い、多くの支えて下さる方々との出会い。

プロフェッショナルの意識をもった教師達と共に子ども達に「満たされた毎日」を提供したいという一心で突き進んできました。

それに共感して下さった先生方、保護者の皆様、まさに共有できる「仲間」ができた瞬間でした。

たった1人であったとしても園を運営する覚悟を決めた時、多くのことが動き出したような気がします。

決意をもって、日々誠実に、勤勉であること。

この度4名の新年少児の入園式を行うことができました。

入園式の練習が子どもらの負担とならないよう、教師と試行錯誤しました。


必要最低限の練習で、あとは小さな子ども達の力を信じて当日を迎えました。

当日は入場から合唱全てがこれまでで1番の出来栄えだったと思います。プレの在園児達も共に花を添えてくれ、次は自分達なんだと少なからず感じてくれていると思います。

本当に感動的な瞬間でした。

報われたと心が震えました。

これから、高津学院幼稚舎の子ども達には「平和」を考えられる人になってほしいと思います。毎日を小さな平和の中で過ごし、将来の主体的な自分の人生の為。自らの手でその基盤を創り上げて欲しいと願います。

たくさんの方々に感謝の気持ちで一杯です。

この思いを忘れることなく今後もモンテッソーリ教育本格実施園として邁進してまいります。

本当にありがとうございました。

貢献感と物を大切にする心

カテゴリ: ブログ 作成日:2020年09月30日(水)

体験入園の園児さんが出しすぎてしまったティッシュを再利用できるように皆で畳んでくれました。

 

みんな、普段から身支度の際自分のタオルを畳んだり、布を畳むおしごとや折り紙などで畳んだりすることはお手の物です。

 

この様に自然な形で、物を大切にする心、貢献感などを大切にしていって欲しいと思う、嬉しい出来事でした。

 

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成長

カテゴリ: ブログ 作成日:2020年09月25日(金)

先週の水曜日のことでした。体験入園の園児さんが教具を床に落としたままになっておりました。

 

在園児の女の子が「○○ちゃん(在園児)じゃないよ。」と言い、教師が「自分のじゃなくても拾ってあげるといいよ。」と伝えました。

 

2日後の金曜日、同じように床に教具が落ちたまま。そこで同じ園児が「○○ちゃんじゃない。。。拾ってあげよう。」と元の場所に戻してくれていました。

 

この時、園児は私がそっと見ていることに気付いておらず、その後満足そうに自分のおしごとに取り組みました。

 

そんな前操作期を迎えた子どもの貢献感を垣間見ることが出来た嬉しい瞬間でした。

環境の準備

カテゴリ: ブログ 作成日:2020年09月22日(火)

先生方と園についての方針、子ども達の現状について、そしてこれからの初等教育について、日々情報を共有して、話を繰り返すのですが、もっとこうしたい、もっと環境を整えたいなど想いの質がどんどんと上がってきていることに嬉しく思います。

 

悩めば悩みすぎるのはよくないことではあるけれども、悩めなくなってしまったら進歩はないと考えています。

 

本当にこれであってるのか、もっと良い方法があるのではないか。こんな苦しみの先に光が見えるときもある。

 

私自身も日々苦闘の連続です。これは恐らく「教師」という道を志した以上避けては通れない道であると思います。

 

小学校教員時代も今も悩まれる先生方と話すことは。、「悩むことで教師は成長するのだと思います。」と伝えます。

 

私も同じなのだと。それが同士なのではないのでしょうか。

 

ポジティブな悩みを共有し、日々実践を繰り返し、常に環境を整え、今後も準備を怠らない日々を送りたいと思います。

 

それらを楽しみながら。

初の懇談会

カテゴリ: ブログ 作成日:2020年09月21日(月)

金曜日に高津学院幼稚舎、初の保護者懇談会を行うことができました。

新型コロナ対策もあり、時間も1時間程度で換気をした状態での中でしたが、殆どの園児の保護者の方に参加して頂き、とても嬉しく思っております。

懇談会では、モンテッソーリ教育について、高津学院幼稚舎の現在の園児達の様子を、動画や教師の話によって紹介し、その後は保護者の皆様同士での歓談という流れをとりました。

モンテッソーリ教育は知育や早期教育ではなく、「生活教育」「平和教育」であるということを今後もお伝えし続け、保護者の皆様と共に考えながら、今後の高津学院幼稚舎を創り上げていきたいと思います。

思えば、本当にゼロからのスタートでした。

今、子ども達も笑顔も増え、保護者の皆様との交流、そして職員との研鑽。

私自身奇跡のような日々を過ごさせて頂いています。

大学院時代のゼミの教授の「人としての生き方教育」という言葉の意味に想いを巡らせます。

これからも我々はプロフェッショナルとしての自覚を持ち、常に情報のキャッチアップ、研鑽、フィードバックを繰り返し、「進化する園」として邁進してまいりたいと思います。

保護者の皆様、幸せな時間を本当にありがとうございました。

子どもの一言

カテゴリ: ブログ 作成日:2020年09月16日(水)

久しぶりに登園した女の子は恥ずかしさもあり、お母さんが行かれる時に泣いてしまいました。体調もあったのか中々泣き止むことがなく、子ども達が心配で玄関に出て行ってしまうので、その子にお願いして職員室の中に私が抱っこして入ってもらいました。

15分ぐらい職員室の中で私と過ごし、「自分のタイミングで出て良いからね。」「ここは、○○ちゃんがいて良い場所なんだよ。」「みんな、まってるからね。」と声をかけました。

数分後、仲の良い友だちの1人が、職員室に来て

「待ってるよ。」とひと声をかけました。

すると泣いていた子はすっと園舎に戻りその声をかけに来た子とおしごとをスタートさせました。

大人の私のどんな言葉より友だちのひと言の大きさに大変感動した出来事でした。

このような日々の感動を毎日どのように保護者の皆さまに正確に伝えられるのか。今の私たちの課題であり挑戦を続けたいと思います。。

嬉しかったこと

カテゴリ: ブログ 作成日:2020年09月10日(木)

昨日、素敵な報告を受けました。

 

いつも子ども達がおしごとで使ってる絨毯を3歳児の男の子が修復してくれました。

 

「ピンクも入ったらかわいいやろ。」などと言いながら。

 

モンテッソーリ教育の分野の「日常生活の練習」で行う「縫う」を実際に使いこなし、自分たちの使っている道具などを大切にする気持ちがとても嬉しい出来事の1つでした。

 

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嬉しい言葉

カテゴリ: ブログ 作成日:2020年09月08日(火)

夏休みも終わり、秋がそこまで来ている中、子ども達はいつも通り元気に園舎で過ごしています。

 

近頃は年齢の幅も増え、2歳児から5歳児が毎日一緒に活動しています。

 

保護者の方から休み中の近況についてとても嬉しい言葉をメールで頂戴しました。

 

『異年齢の子たちと自然体で過ごしている姿に感動しています。入園するまではたくさんの子が遊ぶような環境の中でも娘は私から離れない子で、友達ができるのか心配していたくらいです。

最近そんな心配事はもうすっかり忘れてしまっていますが。

夏休み中も、家でタオルの洗濯を自然と始めたり、私が力尽きてうたた寝しているような横で自分で絵具や紙を用意して製作を始めていて驚きました。パレットはどこかと聞かれて、「パレットないわぁ。」と夢うつつに答えたのですが、あとで見てみると厚めの画用紙をパレットにして色をつくっていたことにも感動しました。』

 

このような小さな出来事が本当の意味で子どもの「自立」に向かっている一例だと考えます。

 

モンテッソーリ教育は「知育」や「早期教育」では決してなく、生活、平和教育なのだと考えています。

 

確かに、教具やおしごとは特徴的で科学的根拠があり、子どもの為に作られたものですからそちらに注目されがちですが、人生の基盤をつくる幼児期にそれらの奥にある本当の意味での「自立」に向かう子どもに寄り添っていければと思います。

 

 

現在

カテゴリ: ブログ 作成日:2020年09月03日(木)

高津学院幼稚舎は新しい園という事もあってか、現在2歳児(プレ)、3歳児(年少)の子ども達の割合が多いです。

 

子ども達はこの空間で、自由に毎日を過ごしています。

 

いつもお伝えしているとおり、決して「自由」という名の「放任」ではございません。

 

園舎の中の教具はもちろん一つ。園舎内で走ることや大声で叫んだりすると教師は理由と共に必ず、声を掛けます。

 

そんな環境の中で子ども達は「待つ」ことや時間的に出来なかったことは「明日する」ことを体現してくれています。

 

見学者の方は子ども同士の諍いや、ものの取り合いが少ないことにとても驚かれております。

 

今後、今いる子たちが中心となって、自らの自立と成長を中心に「子どもの家」を創り上げて欲しいと願っています。

 

そして毎日が満たされた日々の中で非認知能力をたくさん身に着け、主体的に生きる人生に向かって羽ばたいてほしいといつも思っています。

 

 

 

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