正直に
年長さんが折り紙の分厚い本の1ページが破れてしまった事を伝えに来てくれました。
見てみると他のページが破れてしまっていたので起こってしまった様子。よくある事です。
その年長さんには、来年度、小学校に入った時に同じようにノートを破ってしまうと、ノートは糸で繋がっているから他のページも今日のように破れてしまうから気をつけようね。という話をするまでに至りました。
(もちろん、その子はテープで本を修繕してくれていました。)
この年長さんには、きちんとお話をすれば大丈夫だという事が染みついているからこそすぐに相談しに来てたのだと思っています。
黙って本を閉じて直しても良かったのですから。
このような子ども達の心の成長がとても嬉しい、日常の一幕でした。
大切なこと
昨日、朝の会の際、ぐんぐんと上達していく製作と共に、折り紙やセロテープなどの資源の大切さについて子ども達に話をしました。
ある年中児さんが「紙は木からできてるから大切にしないといけないと思う。」
年長児さんが「限りがあるからねー。」と言ってくれました。
また朝は雨が降っていたのですが、昼からは快晴となり、「外が晴れて良かったね」という話をしていると、またある年中児さんが「朝の会の時にみんなでにじ(歌詞が雨あがりに虹がかかる内容の歌です)を唄ったから晴れたんだよ!きっと!」と、また他の子が「歌声がきれいだったからお日様に届いたんだね。」と言ってくれました。
子ども達との何気ない会話の中になんだかほっこりする、心が洗われるようなやりとりの瞬間でした。
文化としてのサッカーW杯
当園にもサッカーワールドカップの興味・関心の波が来ております。
子ども達は、日本はもちろんのこと、世界の出場国の国旗や選手など、様々な事に興味を持っています。
ある園児さんは、「星取り表を作る!」や他の子は、「今日は日本の応援グッズを作るんだー。」等それぞれで楽しんでいるようです。
4年に1度のスポーツの祭典を文化として捉え、モンテッソーリ教育の活動にある地球儀や大陸のパズルに触れ、世界の国々をしるきっかけを共に楽しんでくれているようです。
秋の遠足
SNSの投稿が日々の活動の中心となってしまい、久しぶりの投稿となってしまいました?
今日は、待ちに待った上汐公園への秋の遠足へと行くことができました。
この公園は春は桜がとてもきれいに咲き乱れ、秋は様々な紅葉が見られます。
コロナの関係でこの公園にはずっと来ることができなかったのですが、久しぶりに訪れることができました。
初めて来たときは開園まじかで本当に数名の子どもたちと来た時のことが昨日のことのように思い出され、今日17名(欠席2名)の子どもたちと共にまた来ることができたのは感慨深いものがありました。
子ども達は落ち葉や遊具様々なものに触れ、「だるまさんが転んだ」や「鬼ごっこ」等年齢に関係なく思い切り遠足を楽しんでました。
園舎から結構距離のある場所にあるこの公園は子ども達の「歩く力」を鍛錬する意味でもとても良い環境です。
毎日1時間以上近所の公園で戸外遊びをする子ども達は難なく歩き切ることができました。
今後も子どもたちにとって大切な思い出となるような行事はコロナとバランスを取りながら、続けていきたいと思います。
高津学院幼稚舎の朝
高津学院幼稚舎の朝はゆっくりとした時間が流れます。
登園すると子ども達は自分で上着を脱いでボタンを留めてハンガーにかけます。
自分の手拭き用のタオルと歯ブラシコップを所定の場所に置くと、連絡帳を提出し、シール帳カレンダーにシールを貼ります。
年中、年長さんになるとあっという間に準備を済ませて自分の選んだ活動に向かいます。
プレさんや年少さんは自分の上着のチャックやボタンに悪戦苦闘しながら、時に年上のお兄さんやお姉さんに助けてもらいながら、最後まで準備してから活動に向かいます。
朝にたっぷりと自分の身支度を整える習慣を毎日つけるとやはり必ずできるようになります。
ご自宅では中々朝にゆっくりと時間をとることは難しいと思われます。(私達もそうです。)
園舎で子ども達に自分の身支度を最後まで整えること、その時間的猶予がたっぷりと確保されていること。できるようになれば本当に身支度が早くなり、できなくても、ボタン付けやチャック、シール貼りなど、「おしごと」と呼ばれる園舎の活動の中にもたくさん練習する機会が準備されており、あくまで子ども達が自ら選んでその練習に向かうこともあります。
この時間は人生の初めの段階で「身支度をする」ということについて、手順を外さずにきちんとできる事が身につけば、それは一生涯自分のものとなり、毎日の朝の生活が言語のように自然に、美しく、整えられると考えます。
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