大人と子ども
カテゴリ: ブログ
作成日:2023年02月06日(月)
マリア・モンテッソーリは、子どもを正しく理解するためには「大人と子どもは違う」ことをまず認識することが大切であると考えました。
大人と子どもは身体の形やバランスをはじめ、行動の目的や価値観などにも大きな違いがあります。
例えば「歩く」ということでも、大人は目的地へ行くために歩きますが、子どもは「歩く」ことそのものを目的としています。目的地に着くことは目指していません。
大人はその違いを理解していないと、子どもに無理な要求を押し付けたり、育つ力を邪魔してしまったりします。
また、子どもは自分の言いたいことを充分に表現できません。だからこそ、大人は子どもの行動をじっくりと観察し、今その子に何が必要なのかを読み取り、援助する方法を探らなければなりません。
高津学院幼稚舎では、一人ひとりに注目し、今何が必要かを考えて、日々準備をしています。だからこそ、満足して終えた時の笑顔が輝きます。そんな豊かな心が育つ場所でありたいと、願っています。