2022年度初日
今朝は園舎に到着するまでにたくさんの新社会人の方と思われるフレッシュマンとすれ違いました。
大きな希望と少しの不安を胸に新たな旅路のスタート。
高津学院幼稚舎に関わって来られた皆様にも同じ思いの方がおられます。
「誰にでも初めてのことはある。」(毎年書いております)
皆、スタートラインは同じです。そこから競うことなく、慌てることなく、常に地に足をつけて自分自身の力で着実に社会への船出を初めて欲しいと思います。
当園もスタートは5日(火)からとなりますが、新年度の環境の準備をスタートしております。
今日は春の遠足の下見の予定です。
どうか、2022年度も皆様にとって良い1年間となることを願うと共に、高津学院幼稚舎も常に研鑽と修養に励み、邁進していきたいと決意しております。
大切なこと
今日は年少さんが、注意をされて泣いてしまった1つ下のプレの子に手を差し伸べ、涙を拭いてあげていました。
(ハグつきです。)
「教育」について考えるとき、ここ日本では「座学」即ちテストで子ども達の学力を計る「お勉強」について、避けては通ることができません。
特に園舎のある地域は古くからの文教地区と呼ばれ、有名進学塾や有名進学校もたくさんあります。
私自身の生まれ育った故郷天王寺区に恩返しをしたい思いと、これまでの旧態依然としたお勉強・お受験に価値をすべて置く教育に一石を投じる想いで園舎を設立しました。
決して前者を非難するつもりはありません。本人が勉強を好きになり主体的にしているのであればそれは素晴らしいことだと考えます。
しかし、お勉強・お受験よりも大切なことがある。本当の心の成長を願い、その成長を大人の考え方や価値観で阻害しないという事が大切なのではないでしょうか。
今日の園舎でのほっこりしたこの場面で改めて気づかされることができた貴重な体験でした。
保育・教育の質
夏休み中、リモートや少人数での対面で、現在我が子を保育園や幼稚園に通わせている保護者の方々とお話する機会がありました。
そこで、話題になったのはやはり保育・教育の質のお話です。
今回はモンテッソーリ教育関係以外の一般保育園や公立幼稚園の方々よお話を中心に聞いてきました。
そこでは、やはり
「預かってもらっているので、それだけで充分なので、言いたいことは言えない。」
「先生が忙しそうで、玄関まで出て来られることは少ない。」
「やっと先生に慣れてきたと思ったら、退職されてる。」など、様々な課題があるということを聞く事ができました。
何より、私が思ったことは、「人生に一度しかない幼児期を保護者の皆様は大切に思っている。けれども仕事や様々な理由により保育園に預けるだけになってしまっている。幼稚園においても、周りの評価やネームバリュー、聞こえの良い習い事の付属や受験。本当の質ではなく大人の都合で決めている。」という流れがあるということが考えられました。
たくさんの不安や保育者、教育者に求めること、子育ての悩みや課題。モンテッソーリ園以外に通われる方々の想いを聞くことのできる良い機会となりました。
そこには、やはり「教師としての専門性と、プロフェッショナルとしての意識」が大きな鍵になってくると考えます。
保護者の皆様は当然、子ども達を預けるとその間は違う環境で過ごし、子ども達の様子を逐一知ることはできません。
そこで、保育者はそのようなお気持ちをしっかりと理解し、責任をもって子ども達の大切な幼児期の1日を担っているのだという考えで取り組み続ける。
園舎の願いでもある、子ども達、保護者、教師、3者が手を取り、皆が幸せになる空間作りのデザイン、誰かが犠牲になるということではなく、皆が笑える環境。子ども達は我々と同様大人の笑顔が大好きです。
大人が笑え、子ども達も笑える、そんな園舎をこれからも目指し続けたいと思う瞬間でした。
全国大会
先日、コロナによる影響にて、1年間の延期を余儀なくされておりました、日本モンテッソーリ教育全国大会がzoom
ウェビナーにて行われ、私たちも「日本の初等教育におけるモンテッソーリ教育の有用性~都市部のモンテッソーリ教育園運営を手掛かりに~」という題目で発表をさせて頂きました。
多くの聴衆の方々にもお越し頂き、本当に学びの多い発表でした。
特に今回の学会では、モンテッソーリ教育が今後の子ども達の成長や発達にどのように関わってくるのか、初等教育へのきっかけとしての発表も見受けられ、我々の興味深い題目をたくさん拝聴することが出来たということも大きな収穫でした。
また、私たちより何十年も先輩の園長先生が自園の運動会などの行事を紹介され、発表されていたこと。
多くの諸先輩たちが学びを続けられるこの学会で、当園の現状からなる研究のスタートを切らせて頂いたことは本当に有難く、感謝の気持ちでいっぱいです。
今後も常に「研究者の目を持った実践者であり、実践者の目を持った研究者」であり続けたいと思います。
この機会を頂戴した、運営事務局の日本モンテッソーリ協会高知支部の皆様にこの場を借りて心より御礼申し上げます。
この学びを早速職員で共有し、意見を交換しながら、子ども達や保護者の皆さまにフィードバックをしていきたいと思います。
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