身体感覚
大人が何でもない動き、子どもたちは同じような動きをするときに、あらゆる筋肉と関節を上手に使い、小さい体を駆使して、活動します。
ある日見かけたエピソードです。
3歳児さんがサッカーボールを持っていました。同じ大きさのボールが転がってきまきた。なんとか持ちたい。でもサッカーボールだけでも手一杯の状態。その時、脇の方に寄せて、腕と胸を使って持ちかえたのです。手のひらを空けてもう一つをなんとか抱えました。
そして、今度は近くに小さなボールを見つけ、それを持とうとします
どうするかなと見ていると、腰や膝を上手に使い、お腹と太ももで支えて、片手を空けることができました。
結果的に3つのボールを抱えてとても満足そうでした。
自分の欲求を満たすために、どのようにすれば良いかを、幼いながら考えたり、体が自然に動いたりします。
そうした経験の繰り返しから、身体感覚をつかみ、いろいろな運動ができるようになるのだと思います。
そんな経験が、毎日溢れている高津学院幼稚舎では、子どもたちの笑顔が輝いています。
7月1日(土)モンテッソーリ教育講演会は以下より!!
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日常
子どもたちはおしごとを選ぶとき、その日やその時の自分と相談して決めているように思います。
あれもこれも、もっと!!!と、難しいことにチャレンジ出来るくらい自信やエネルギーがある日、
じっくり、ゆっくり、少し難しいことや教具の探究に黙々と取り組みたい日、
保守的な気分で、自信も欲しくて、少し簡単なことをやっていたい日…などです。
どれも子どもたちの個人的なペースで訪れますが、子ども自身がそれを理解していることは、活動の選択から見えてきます。
"よし!今日はやる気満々だ!レッツゴー!"
"今はもう少し、離れて見ておこうかな。"
"これもやってみる?こんなのもあるよ。ゆっくりでいいよ。"
私達教師もそんな気持ちで、子どもたちのペースを大切に日々過ごしています。
7月1日(土)モンテッソーリ教育講演会は以下より!!
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社会性
昨日と少し重なる部分があるかも知れませんが、縦割りの環境では年上の子どもが小さな子どもを手伝う姿が良く見られます。
しばしば、年長さんにとって小さい子のお世話をすることで自分の活動ができないという意見が聞かれることがあります。
当園の子ども達を見ているとそのような事は一切感じず、十分に生き生きと時間を過ごしているように思います。
それは何故か。
年上の子ども達は、小さな子どもを手伝ってあげることで、自分が学んできたこと、感じてきたことを伝えられるのだという喜びがあるからです。
そして「自分が教えることができる。」というぐらい様々な活動について環境について自分が知っている。という自己肯定感にもつながってくるのです。
社会的なグループの中で子ども同士が関わり合うことで大人の手を借りずに何かあったときには話し合いながら解決することができます。
5歳の子どもが3歳の子どもに何かを教えるということは大人が教えるということよりも、より簡単に子どもに伝わることがあるというのは当園では本当によくある事です。
子ども同士の小さな社会をこれからも見守り続けるたいと思います。
7月1日(土)モンテッソーリ教育講演会は以下より!!
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縦割りの環境
子どもは、大人よりも近くにいるお兄さん・お姉さんから言われたことの方が素直に聴けるもの、だそうです。
縦割り保育の中で子ども達をみていてもこれを実感します。
年下の子たちは進んで憧れの歳上のお友達に教えてもらいますし、教師に指摘されてもなかなか動けない子も、お兄さん・お姉さんが代わりに言うだけで効果抜群です。
子どもには子どもの社会があり、
子どもにも立派なプライドがあります。
大人である私たち教師が無理に介入することはせず、子ども同士の教え合いや助け合いを尊重しながら縦割り保育というメリットを最大限に引き出して援助したいな、と思っています。
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「観察する」こと「環境を整える」こと
子どもの成長は本当に速く、見ようと思って見ていないとあっという間に先へ進み、見落としてしまいます。
マリア・モンテッソーリは子どもを観察することで、子どもたちの発達を段階的に細かく捉え、その発達に合った教具をたくさんつくりました。
私たちモンテッソーリ教師も、観察眼を鍛える勉強やトレーニングを山ほど課され、常にその意識で子どもたちをみています。
それでも「ええ!もうこんなことができるようになったの!?」と子どもたちに驚かされることが多々あるのも事実です。
子どもたちは"自分で自分を育てる力"を持って生まれ、自分のペースで成長していきます。
私たちに出来ることは、その"成長の可能性"を最大限、花開かせられる環境を用意すること。
今週も子ども達の成長をお手伝い出来るように、一人ひとりと向き合い、よく見て、環境を準備したいと思います。
7月1日(土)モンテッソーリ教育講演会は以下より!!
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子ども達の創造性
子どもたちは大きな紙が大好きです。
幼稚園ではチラシをたくさん用意しています。
スーパーのチラシや電気屋さんのチラシ、お花屋さん、ケーキ屋さん、いろいろなチラシをその日の気分で選びます。
今日はそのチラシが大人気でした。
たくさん繋げたり、チョキチョキいっぱい切ったりしてとうとう売り切れてしまいました。好きなものを思い通りに作ることができる紙は、子どもたちの創造力をかき立てます。
今日はバックと大きなお部屋が出来上がりました。
チラシがなくなったので、仕上がらなかったところもありますが、それでも楽しそうに工夫をしていました。
0から始めることは、どのように進めようかと、頭の中で設計図を考えているのだと思います。きっと夢いっぱいの作品が描かれているのでしょうね。
7月1日(土)モンテッソーリ教育講演会は以下より!!
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