挑戦(チャレンジ)
子ども達と共に日々過ごす先生方、当園舎でも教師が新たな挑戦を続けております。
モンテッソーリ教育の研修会や学会の参加はもちろん、今回はアシスタントの先生が、全体で行う「朝の会」に主としてチャレンジしてくださいました。
園舎で朝の会を行っていただくことは初めてでしたが、先生の素直な気持ちと日々の関係性の中で、子ども達はしっかり参加してくれと滞りなく朝の会は進んでいきました。
新たなことに「挑戦」することは「勇気」が必要です。今日の先生も前日は眠れなかったようです。
でもそのようなことが教師にとってのステップアップとして何より大切なのだとも考えます。
当園は、遠方より登園して下さる方もおられ、朝早くから下の子を抱え、徒歩のみならず、電車やバス、お車でお越し頂いている方々も少なくありません。それだけに大切な宝物であるお子さまをお預かりしているという自覚を持ち、日々当園の先生方も「挑戦」を続けられてます。
私も先生方を見習い挑戦を続けたいと思います。先ずは直近の大阪市天王寺区のご後援を頂いておりますオンラインお話会。
資料を作成する中で、うまくいくかどうか不安な気持ちと共に、早く皆様と共有したい!お会いしたい!!という気持ちが沸き上がってきております。
今週土曜日の開催ですが、まだまだご参加いただけます。
是非ぜひ以下プラットフォームのリンクよりお申込みくださいませ。
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嬉しいご報告
先日、卒園児のお子様が小学校に入られての大変嬉しいエピソードを頂戴いたしました。
・入学してすぐの時に担任の先生から、「こんなにちゃんと人の話を聞ける子は3年生くらいでもみたことないです。ご家庭でどんな教育されているのですか。」といったような事を言ってもらいました。
高津では普通のことだったことが外だとそうではないのだな、と改めて感じました。
・1学期の通知表には下記のように書いていただいてました。
「相手の目を見て、姿勢を正して話が聞ける〇〇さんは、みんなのお手本です。」
また個人懇談の際の話では
~1年生祭りをするときの役割分担で飾り付けをするグループに入っていたみたですが、
みんなが好きなのをつくっていくと数のバランスが合わなくて足りない飾り付けがあったみたいなのですが、〇〇がそれに気づいて率先してその足りない飾りを黙々とつくっていたようです。それで先生がそのことを他の子たちに伝えたら〇〇ちゃんが頑張ってるなら自分もやるといってみんなで作り始めたそうです。みんなのお手本になるような存在です。とこの時にも言ってもらいました。
〇〇が先生や友人の話をちゃんと聞ける人になれていることをとても嬉しく思います。本当にありがとうございます。
幼稚舎での3年間、保護者の皆様のご協力の下、共にたくさんの時間と経験を経て、人の話を聞く事ができる事、他の人の為に自然と行動できる事、やはりそれは自分が「経験」した事からなるものなのだと彼女の自立と成長を本当に嬉しく思います。
もうすぐ休み明け!!
高津学院幼稚舎では、夏休み明けの新学期に向けての準備が着々と進んでおります。
休み明けから新たに入園予定の園児さんの準備。休み前、在園児さん達の「今」の観察から環境の整備。キャンプの反省や新企画の立案。
そして何より9月は新年度のお問い合わせの多くなる時期でもあります。
当園でも現在、定員間近とはなっておりますが、しっかりと体験や説明会の準備をしていきたいと思っております。
そして何よりモンテッソーリ教育本格実施園としての自覚を持ち、この夏の学会発表で得た知見を深め、研鑽を職員皆で続けていきたいと思います。
嬉しかったこと
キャンプ開け、サマースクール最終週となった今週。
私たちは変わらず子ども達との生活を続けております。
夏休みに入り、人数こそ少し少なくなりましたが、子ども達の主体的な活動は止まりません。
その中でもモンテッソーリである先生方は自らの研鑽の為に、キャンプの疲れ切った次の日においてもご自身でモンテッソーリの教育の研修を受けられ、昨日、今日とすぐに子ども達にフィードバックしてくれています。
また、ある先生は、少しお約束がまだわかりずらい2歳児さんに、戸外遊び前「○○くん、あと3つだよ。外に行くからね。」と声掛けをさせておられ、それをすっと聞き入れ守ってくれたことに、彼の成長に、喜びを感じておられました。
こんな大人に囲まれた子ども達は幸せであると思います。
私はどうでしょうか。20年も人生の先輩の方々がこのように日々子ども達と向き合われる中、挑戦と研鑽を続けたいと全国大会の発表を準備します。
大切な子ども達や保護者の皆様、先生方がいるということを忘れずに。
失敗から学ぶこと
人生を幸せに生きるには「間違えたっていい、失敗してもいい」と思えることも大切です。
他人の失敗はもちろん、自分の失敗を許し、受け止められる人になるには、間違う経験、失敗する経験がたくさん必要です。失敗の中には、どうすれば良いかという答えが必ずあるからです。
子どもたちは世の中の全てを学んでいる真っ最中。失敗したときこそ、この答えを探し出します。誰もが生まれ持った「自分でじぶんを育てる力」を発揮します。
失敗を自覚している子どもには、大人にどうしてこうなったんだ、と考えさせられたり咎められる必要は全くありません。何度もやり直すチャンスさえあればどんどん間違えなくなっていくものなのです。
人間は誰しも失敗するし、教師も間違えることはあります。
失敗しても大丈夫。なんだってやり直すことができる。壊れたものは直せばいい。ただ、次に失敗しないためにはどうすればいいのか、それを自身の経験と気付きから幼児期に知っている子どもたちは、生きる力が強いのだと思います。
指先の洗練
ある2歳児さんの指先のお話です。
子どもたちは、毎日生活する中で、いろいろなことを習得していくと、度々お話しさせていただいています。
つまむこともでき、ビーズ通しも上手にできます。多くの活動で、指先を繊細に動かすことは、できるようにはなってきていました。
そして、今日は紙を1枚だけ取る場面で、素晴らしい指先の動きに出会いました。
10枚以上重なっている束から、1枚を抜き取ろうとしましたが、それは2枚でした。一度つまんで、厚さに多いと気がついたようです。次に親指と人差し指を巧みにずらし、2枚の重なりに、隙間を開けることができました。
そして、1枚だけを抜き取ることに成功しました。
日常生活の練習と、感覚分野が総合的に合わさって、このような動作ができるようになります。
この世に命を受けて2年と数ヶ月で、このように成長を遂げる子どもの内在する力に、改めて感動することができる瞬間でした。
この力を使い、更に文字や数や文化の世界でも、多くの経験や発見を繰り返していく幼児期、この大切な時を、高津学院幼稚舎の友だちと過ごし、喜びを感じてほしいと願っています。
「見る」ということ
まわりの子があれこれと活動するなか、じーーーっとほかの子を見ているだけで1日を過ごす子どももいます。
大人としては心配になるかもしれません。
でも大丈夫。
これは子どもが発達していく上でとてもとても大切な"見て学ぶ時期" なのです。
その期間が長い子もいれば 短い子もいます。
ダムのように じぶんのなかにたくさんの情報をためている時期。
知識としてとらえたものが十分にため込まれると、その子の内側からしぜんにに自分でやってみたい!と思う時期が必ずきます。
本人の興味が芽生えたその時が、子どもがグーンと伸びるタイミングです。
その子の興味がしっかりと満たされる活動を用意してあげたいと思います。
小さな先生
雨の日となった昨日は、1日をお部屋の中で過ごしました。
最近はプレさんが増えてきて、年少さんは"やっと僕たちの番!"と言わんばかりに一生懸命お世話をしてくれています。
今までやってもらってきたことを、今度はやってあげる番になったのです。
手取り足取り教えてあげたり、側について心配そうに見守る姿はとても頼もしく感じます。
お手伝いと言いつつ、きっとまだまだ手を出しすぎる姿もたくさんありますが、それもみんなが通る道。
温かく見守りたいと思います。
何かを教える側にも学びがあるのは、子どもも教師も同じだなぁなんて小さな先生たちを見て思った1日でした。
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