子どもたちの力
初めての母子分離。保護者の皆様には子どもを小さな社会に出す第1歩となります。
すぐに環境に馴染める子、泣いてしまって中々園に入れない子。全員の個性が多いに出る中、お母さんたちは断腸の思いで子どもたちを預けに来てくれます。
我々もその想いに応えるべく、一人ひとりに合わせた方法を保護者の皆さまと相談しながら考えていきます。
やはり、そこで鍵になるのは「子どもを信じること」だと考えております。高津学院でも初めての園児には、体験からお昼までの慣らし登園という流れをとっております。
今回の体験では大泣きしてしまう子どももいました。しかしながらお母さんが決断し我々にゆだねてくださり、朝泣いていた子が今は元気におしごとに取り組んでいます。友だちと自然と会話し、自分の思う「おしごと」に取り組む姿に感動せざるを得ません。まさに「子どもの家」となってきています。
母子分離には様々な見解があると思いますが、受け入れ側は子どもが「安心」できる環境(場所・教師)をしっかりと整え、保護者の皆さまの想いを汲み、やはり最後は子ども自身の環境への順応性を信じてあげることが大切であると思いました。
子どもの力、お母さんをはじめとした保護者に皆様の決断、モンテッソーリ教育の環境。この3者が同じ方向で揃えば子どもが「自立」に向かうものであると、子ども達から日々学ぶことが出来ることに感謝しています。