モンテッソーリのおしごと紹介します⑭
今回は「点滅」おしごとの紹介です。
神聖な火、災害時の日、日常生活の火など、火の役割を一緒に考える機会になると同時にマッチの使い方や、ろうそくの火の消し方を知ります。
漠然とした"火"に対する子どもの興味は、大人が想像する以上に大きなものです。
本物の火を扱うので やはり、まだ早いな、と思う子どもには提供できません。
しかし子どもたちは歳上の子がこのおしごとをしているのをずっと憧れの目で見ているため、教師にこのおしごとに誘われるととても嬉しそうに"やっとぼく・わたしにもできる!"と目を輝かせます。
日本は、オール電化の時代に入りつつあり、本物の火を見る機会さえ少なくなりました。
しかし生命の歴史の中で、私たち人間の命を繋ぎ、文明を築いてきた火は、子どもの本能としての興味を惹きつけ、灯された火はどこかヒトを安心させるものだと思います(少し大げさかもしれませんが、本当にそう思います)。 .
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趣味のキャンプでよく山や川で焚き火をするのですが、燃える火を見つめていると、ボーッとしてきて心地の良い気分になります。真っ暗な夜も安心できます。
このおしごとで子どもたちを観察していると、初めはマッチに火がつく瞬間のドキドキ感から子どもも興奮した様子を見せますが、ロウソクに灯る優しい火を見ていると、やはりトロ〜ンとしてきて、落ち着いた表情になります。
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この活動では心を落ち着けた中で、火の役割や扱い方をお話しします。