高津学院幼稚舎の朝
高津学院幼稚舎の朝はゆっくりとした時間が流れます。
登園すると子ども達は自分で上着を脱いでボタンを留めてハンガーにかけます。
自分の手拭き用のタオルと歯ブラシコップを所定の場所に置くと、連絡帳を提出し、シール帳カレンダーにシールを貼ります。
年中、年長さんになるとあっという間に準備を済ませて自分の選んだ活動に向かいます。
プレさんや年少さんは自分の上着のチャックやボタンに悪戦苦闘しながら、時に年上のお兄さんやお姉さんに助けてもらいながら、最後まで準備してから活動に向かいます。
朝にたっぷりと自分の身支度を整える習慣を毎日つけるとやはり必ずできるようになります。
ご自宅では中々朝にゆっくりと時間をとることは難しいと思われます。(私達もそうです。)
園舎で子ども達に自分の身支度を最後まで整えること、その時間的猶予がたっぷりと確保されていること。できるようになれば本当に身支度が早くなり、できなくても、ボタン付けやチャック、シール貼りなど、「おしごと」と呼ばれる園舎の活動の中にもたくさん練習する機会が準備されており、あくまで子ども達が自ら選んでその練習に向かうこともあります。
この時間は人生の初めの段階で「身支度をする」ということについて、手順を外さずにきちんとできる事が身につけば、それは一生涯自分のものとなり、毎日の朝の生活が言語のように自然に、美しく、整えられると考えます。