保育・教育の質
夏休み中、リモートや少人数での対面で、現在我が子を保育園や幼稚園に通わせている保護者の方々とお話する機会がありました。
そこで、話題になったのはやはり保育・教育の質のお話です。
今回はモンテッソーリ教育関係以外の一般保育園や公立幼稚園の方々よお話を中心に聞いてきました。
そこでは、やはり
「預かってもらっているので、それだけで充分なので、言いたいことは言えない。」
「先生が忙しそうで、玄関まで出て来られることは少ない。」
「やっと先生に慣れてきたと思ったら、退職されてる。」など、様々な課題があるということを聞く事ができました。
何より、私が思ったことは、「人生に一度しかない幼児期を保護者の皆様は大切に思っている。けれども仕事や様々な理由により保育園に預けるだけになってしまっている。幼稚園においても、周りの評価やネームバリュー、聞こえの良い習い事の付属や受験。本当の質ではなく大人の都合で決めている。」という流れがあるということが考えられました。
たくさんの不安や保育者、教育者に求めること、子育ての悩みや課題。モンテッソーリ園以外に通われる方々の想いを聞くことのできる良い機会となりました。
そこには、やはり「教師としての専門性と、プロフェッショナルとしての意識」が大きな鍵になってくると考えます。
保護者の皆様は当然、子ども達を預けるとその間は違う環境で過ごし、子ども達の様子を逐一知ることはできません。
そこで、保育者はそのようなお気持ちをしっかりと理解し、責任をもって子ども達の大切な幼児期の1日を担っているのだという考えで取り組み続ける。
園舎の願いでもある、子ども達、保護者、教師、3者が手を取り、皆が幸せになる空間作りのデザイン、誰かが犠牲になるということではなく、皆が笑える環境。子ども達は我々と同様大人の笑顔が大好きです。
大人が笑え、子ども達も笑える、そんな園舎をこれからも目指し続けたいと思う瞬間でした。