人間の傾向性
カテゴリ: ブログ
作成日:2023年10月25日(水)
モンテッソーリ教育の理論を学んだ時は"そうなんだ〜"程度の理解だったことが、実際に子どもたちと関わる中で"ほんとうだ"と再確認することがよくあります。
その一つに、『人間の傾向性』という理論の中で学んだ「人間はより良く生きようとする傾向性」があります。
文明がここまで栄えていることからも、「生活をもっと便利にしたいと考える人が常にいたからだ〜、ありがたいなぁ…」くらいには思っていたのですが、子ども達はより細かくその事実を教えてくれました。
おはじきを並べる活動においても、ただ並べる→真っ直ぐ並べる→向きを揃えて並べる→色をパターン化させて並べる
と、自分で新たな課題を設定して難易度を上げていきます。
アイロンビーズを見ていても、
バラバラに埋めていく→端から→真ん中からと難易度を上げたり、
色は選ばずモザイク状に→全てピンク系など→部分ごとに色の違いをつくってデザインしながら…(最後の写真)
などと、自分で決めて、難易度をあげていきます。
難易度をあげるのは、より細かく、より綺麗に、より完成度を高くしている証拠です。より良くしたい!という人間の傾向性が子ども達の活動からよく見えるのです。
面白いですね。