小さな先生
カテゴリ: ブログ
作成日:2020年05月07日(木)
異年齢で過ごすと、年齢が上の園児が年下の園児に対して、それはそれは優しく接してくれています。
園のルールを伝えたり、身の回りの手伝いをしたりすることなどが抜群にうまいときがあります。
我々大人がどうしても時間の都合やこちらの考えで声掛けをしてしまいそうになる時、年上の子は、
「○○ちゃんは、こういうことを思っているかも知れないよ。」と年下の子に寄り添った考えを教えてくれます。
身支度に手こずっている年下の園児には、
「今度は○○ちゃん先生(年上の園児)が行くよー!」と笑顔でお手伝いに行ってくれています。
思えば、小中一貫校に勤務していたころ、職員室に呼び出されて説教をされている多感な女子生徒が中学校の先生に対して向ける目と、小学校の低学年にせがまれ遊んであげている時に向ける優しい目線の違いに驚いたことがあります。(この生徒はこんなに優しい目をするんだな。どうか先生にも理解してもらえたらな。と切に願いました。)
子ども同士の世界の中で、より身近な感覚でそして子ども本来の持つ優しさで自然と笑顔で過ごしてくれていることに、やはり異年齢で過ごすことの大切さに気付かされる毎日です。