冬休み
子どもたちは、毎日その日のやりたいお仕事を見つけて取り組みます。
登園する前から、決めてくる子もいます。
保育室を見渡して決める子もいます。
毎日同じものを手に取り、同じお仕事をする子もいます。
全ては自身で決めて始めます。
納得するまで向き合います。
長期間同じ活動が続くこともあります。
でも、子どもにとっては同じではありません。その日の場所、周りにいる友だち、など。
目の前にある教具が、同じだけなのです。
同じ活動でも、違う感じ方、違う経験をしています。
いろいろな体験の中で、過程を楽しみながら心では達成感で満たしてほしいですね。
高津学院幼稚舎は次週より新年1月5日まで冬休みとなります。
今年も皆様には大変お世話になりました。2024年もかわらず子どもたちの「今、ここ」を大切にしっかりと環境を整えて参ります。
来年も何卒よろしくお願い申し上げます。
高津学院幼稚舎 スタッフ一同
高津の文化
今週も子どもたちは、持っている力を精一杯使い、園での生活を過ごしました。
年長、年中の子どもたちは、自分がやりたいことをどんどん進めて、工夫したり、友だちと関わったりしています。
そこへ小さいお友だちが見にきたり、時にはちょっと邪魔をされたりすることがあります。そんな時、困った顔をしながらも、声をかけてくれます。ルールを伝えたり、一緒にしたりしてくれます。
小さい時に教えてもらった時を思い出すかのように、優しく接してくれています。
"教えて学ぶ"ことで、新しいことを吸収しています。こうして、異年齢の関わり方を学び、方法が引き継がれていくのでしょうね。
絵本の世界
子どもたちは絵本が大好きです。
いつもは、よくおしゃべりする子も、絵本が始まると絵とお話の世界に引き込まれます。
その眼差しはとても大きくて、瞬きも忘れているようです。
一人ひとり、心の中に響くことがのあるでしょう。紹介した絵本は、その後必ず読み返す子がいます。それには年齢は関係ないように思います。まだ字が読めない子も、ページをめくってお話の中に入り込んでいます。
子どもたちの絵本への関心は、言語の活動にも繋がると言えるでしょう。
本棚の絵本は定期的に子どもたちの興味や関心をもとに入れ替えたり、追加したり厳選しています。
今日も、本棚の絵本は大活躍でした。
秩序
子どもにとって"いつも同じ"というのはとても大切なことです。安心できるからです。
その秩序の中にはお部屋で過ごす上での、共通のルールも含まれます。
今日はいいけど明日はダメ、というのはありません。
使ったものは直す
他の人の邪魔はしない
順番を待つ
お部屋の中は静かに歩く、などなど
みんなが気持ちよく過ごすためにもルールは沢山ありますが、年中児にもなればその目的まで理解して、当たり前に守れるようになります。
今はまだルールを理解していない子が沢山います。お友達のおしごとをかき混ぜてしまうこともあります。
しかし、ルールを理解しているお兄さん・お姉さんが本当に優しく教えてくれています。
あーもうなんで出来ないの!
そんなことしないでよ!
なんて言わずに、あなたはまだ出来ないのよね。そのうち守れるようになるよね。と本当に大人よりも大きな器で小さいお友達の成長を待ってくれています。
もちろん、その子たちも卒園したお兄さんお姉さんに同じ様に待ってもらってきたから自然と出来るのでしょうね。
これが高津学院の平和だな、と子ども達の口から出る言葉に改めて嬉しくなった1日でした。
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