社会性
昨日と少し重なる部分があるかも知れませんが、縦割りの環境では年上の子どもが小さな子どもを手伝う姿が良く見られます。
しばしば、年長さんにとって小さい子のお世話をすることで自分の活動ができないという意見が聞かれることがあります。
当園の子ども達を見ているとそのような事は一切感じず、十分に生き生きと時間を過ごしているように思います。
それは何故か。
年上の子ども達は、小さな子どもを手伝ってあげることで、自分が学んできたこと、感じてきたことを伝えられるのだという喜びがあるからです。
そして「自分が教えることができる。」というぐらい様々な活動について環境について自分が知っている。という自己肯定感にもつながってくるのです。
社会的なグループの中で子ども同士が関わり合うことで大人の手を借りずに何かあったときには話し合いながら解決することができます。
5歳の子どもが3歳の子どもに何かを教えるということは大人が教えるということよりも、より簡単に子どもに伝わることがあるというのは当園では本当によくある事です。
子ども同士の小さな社会をこれからも見守り続けるたいと思います。
7月1日(土)モンテッソーリ教育講演会は以下より!!
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縦割りの環境
子どもは、大人よりも近くにいるお兄さん・お姉さんから言われたことの方が素直に聴けるもの、だそうです。
縦割り保育の中で子ども達をみていてもこれを実感します。
年下の子たちは進んで憧れの歳上のお友達に教えてもらいますし、教師に指摘されてもなかなか動けない子も、お兄さん・お姉さんが代わりに言うだけで効果抜群です。
子どもには子どもの社会があり、
子どもにも立派なプライドがあります。
大人である私たち教師が無理に介入することはせず、子ども同士の教え合いや助け合いを尊重しながら縦割り保育というメリットを最大限に引き出して援助したいな、と思っています。
7月1日(土)モンテッソーリ教育講演会は以下より!!
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「観察する」こと「環境を整える」こと
子どもの成長は本当に速く、見ようと思って見ていないとあっという間に先へ進み、見落としてしまいます。
マリア・モンテッソーリは子どもを観察することで、子どもたちの発達を段階的に細かく捉え、その発達に合った教具をたくさんつくりました。
私たちモンテッソーリ教師も、観察眼を鍛える勉強やトレーニングを山ほど課され、常にその意識で子どもたちをみています。
それでも「ええ!もうこんなことができるようになったの!?」と子どもたちに驚かされることが多々あるのも事実です。
子どもたちは"自分で自分を育てる力"を持って生まれ、自分のペースで成長していきます。
私たちに出来ることは、その"成長の可能性"を最大限、花開かせられる環境を用意すること。
今週も子ども達の成長をお手伝い出来るように、一人ひとりと向き合い、よく見て、環境を準備したいと思います。
7月1日(土)モンテッソーリ教育講演会は以下より!!
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子ども達の創造性
子どもたちは大きな紙が大好きです。
幼稚園ではチラシをたくさん用意しています。
スーパーのチラシや電気屋さんのチラシ、お花屋さん、ケーキ屋さん、いろいろなチラシをその日の気分で選びます。
今日はそのチラシが大人気でした。
たくさん繋げたり、チョキチョキいっぱい切ったりしてとうとう売り切れてしまいました。好きなものを思い通りに作ることができる紙は、子どもたちの創造力をかき立てます。
今日はバックと大きなお部屋が出来上がりました。
チラシがなくなったので、仕上がらなかったところもありますが、それでも楽しそうに工夫をしていました。
0から始めることは、どのように進めようかと、頭の中で設計図を考えているのだと思います。きっと夢いっぱいの作品が描かれているのでしょうね。
7月1日(土)モンテッソーリ教育講演会は以下より!!
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書くこと
大人にとって"書く"という行為は簡単ですが、実は手首や指先のコントロールをたくさん必要とします。
だからこそ、子どもたちは自分で描くものを選び、"チョット難しい"に挑戦することを楽しみながら日々、積み重ねています。
同じような成長の階段をそれぞれが登っていますが、一人ひとりの階段の高さは違います。時には教師の予想を上回る成長があり、もうこんなに細かく書けるようになったのね!と驚かされることもあります。
もっと上手に書きたい!細かい違いを知りたい!と願う一人ひとりの敏感期を逃さないよう、子どもたちをしっかりと見て、これからも環境を整えていきたいと思います。
7月1日(土)モンテッソーリ教育講演会は以下より!!
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