秋の遠足
SNSの投稿が日々の活動の中心となってしまい、久しぶりの投稿となってしまいました?
今日は、待ちに待った上汐公園への秋の遠足へと行くことができました。
この公園は春は桜がとてもきれいに咲き乱れ、秋は様々な紅葉が見られます。
コロナの関係でこの公園にはずっと来ることができなかったのですが、久しぶりに訪れることができました。
初めて来たときは開園まじかで本当に数名の子どもたちと来た時のことが昨日のことのように思い出され、今日17名(欠席2名)の子どもたちと共にまた来ることができたのは感慨深いものがありました。
子ども達は落ち葉や遊具様々なものに触れ、「だるまさんが転んだ」や「鬼ごっこ」等年齢に関係なく思い切り遠足を楽しんでました。
園舎から結構距離のある場所にあるこの公園は子ども達の「歩く力」を鍛錬する意味でもとても良い環境です。
毎日1時間以上近所の公園で戸外遊びをする子ども達は難なく歩き切ることができました。
今後も子どもたちにとって大切な思い出となるような行事はコロナとバランスを取りながら、続けていきたいと思います。
高津学院幼稚舎の朝
高津学院幼稚舎の朝はゆっくりとした時間が流れます。
登園すると子ども達は自分で上着を脱いでボタンを留めてハンガーにかけます。
自分の手拭き用のタオルと歯ブラシコップを所定の場所に置くと、連絡帳を提出し、シール帳カレンダーにシールを貼ります。
年中、年長さんになるとあっという間に準備を済ませて自分の選んだ活動に向かいます。
プレさんや年少さんは自分の上着のチャックやボタンに悪戦苦闘しながら、時に年上のお兄さんやお姉さんに助けてもらいながら、最後まで準備してから活動に向かいます。
朝にたっぷりと自分の身支度を整える習慣を毎日つけるとやはり必ずできるようになります。
ご自宅では中々朝にゆっくりと時間をとることは難しいと思われます。(私達もそうです。)
園舎で子ども達に自分の身支度を最後まで整えること、その時間的猶予がたっぷりと確保されていること。できるようになれば本当に身支度が早くなり、できなくても、ボタン付けやチャック、シール貼りなど、「おしごと」と呼ばれる園舎の活動の中にもたくさん練習する機会が準備されており、あくまで子ども達が自ら選んでその練習に向かうこともあります。
この時間は人生の初めの段階で「身支度をする」ということについて、手順を外さずにきちんとできる事が身につけば、それは一生涯自分のものとなり、毎日の朝の生活が言語のように自然に、美しく、整えられると考えます。
2022年度初日
今朝は園舎に到着するまでにたくさんの新社会人の方と思われるフレッシュマンとすれ違いました。
大きな希望と少しの不安を胸に新たな旅路のスタート。
高津学院幼稚舎に関わって来られた皆様にも同じ思いの方がおられます。
「誰にでも初めてのことはある。」(毎年書いております)
皆、スタートラインは同じです。そこから競うことなく、慌てることなく、常に地に足をつけて自分自身の力で着実に社会への船出を初めて欲しいと思います。
当園もスタートは5日(火)からとなりますが、新年度の環境の準備をスタートしております。
今日は春の遠足の下見の予定です。
どうか、2022年度も皆様にとって良い1年間となることを願うと共に、高津学院幼稚舎も常に研鑽と修養に励み、邁進していきたいと決意しております。
大切なこと
今日は年少さんが、注意をされて泣いてしまった1つ下のプレの子に手を差し伸べ、涙を拭いてあげていました。
(ハグつきです。)
「教育」について考えるとき、ここ日本では「座学」即ちテストで子ども達の学力を計る「お勉強」について、避けては通ることができません。
特に園舎のある地域は古くからの文教地区と呼ばれ、有名進学塾や有名進学校もたくさんあります。
私自身の生まれ育った故郷天王寺区に恩返しをしたい思いと、これまでの旧態依然としたお勉強・お受験に価値をすべて置く教育に一石を投じる想いで園舎を設立しました。
決して前者を非難するつもりはありません。本人が勉強を好きになり主体的にしているのであればそれは素晴らしいことだと考えます。
しかし、お勉強・お受験よりも大切なことがある。本当の心の成長を願い、その成長を大人の考え方や価値観で阻害しないという事が大切なのではないでしょうか。
今日の園舎でのほっこりしたこの場面で改めて気づかされることができた貴重な体験でした。
保育・教育の質
夏休み中、リモートや少人数での対面で、現在我が子を保育園や幼稚園に通わせている保護者の方々とお話する機会がありました。
そこで、話題になったのはやはり保育・教育の質のお話です。
今回はモンテッソーリ教育関係以外の一般保育園や公立幼稚園の方々よお話を中心に聞いてきました。
そこでは、やはり
「預かってもらっているので、それだけで充分なので、言いたいことは言えない。」
「先生が忙しそうで、玄関まで出て来られることは少ない。」
「やっと先生に慣れてきたと思ったら、退職されてる。」など、様々な課題があるということを聞く事ができました。
何より、私が思ったことは、「人生に一度しかない幼児期を保護者の皆様は大切に思っている。けれども仕事や様々な理由により保育園に預けるだけになってしまっている。幼稚園においても、周りの評価やネームバリュー、聞こえの良い習い事の付属や受験。本当の質ではなく大人の都合で決めている。」という流れがあるということが考えられました。
たくさんの不安や保育者、教育者に求めること、子育ての悩みや課題。モンテッソーリ園以外に通われる方々の想いを聞くことのできる良い機会となりました。
そこには、やはり「教師としての専門性と、プロフェッショナルとしての意識」が大きな鍵になってくると考えます。
保護者の皆様は当然、子ども達を預けるとその間は違う環境で過ごし、子ども達の様子を逐一知ることはできません。
そこで、保育者はそのようなお気持ちをしっかりと理解し、責任をもって子ども達の大切な幼児期の1日を担っているのだという考えで取り組み続ける。
園舎の願いでもある、子ども達、保護者、教師、3者が手を取り、皆が幸せになる空間作りのデザイン、誰かが犠牲になるということではなく、皆が笑える環境。子ども達は我々と同様大人の笑顔が大好きです。
大人が笑え、子ども達も笑える、そんな園舎をこれからも目指し続けたいと思う瞬間でした。
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